【現在更新停止中の是政スポーツですが】
どうしても更新したいことがあったため、今日更新させてください。




【今日是政を臨時発行するにあたり】
やまと学校での模擬レース中に起こった、水城佑理訓練生の事故死。

トレーサー訓練生が衝突死 福岡の養成学校

正直言って、ショックを通り越して、感じ取ったことをどのように表現していいのか、悩んだというより、精神的にも一撃を受けた事故でした。他の公営競技でも、選手養成中の事故死は聞いたことがありませんでしたし、報道でも、本栖時代含め(本栖以前の段階で起こったかどうかは不明ですが)初の事例が起こってしまっただけに、あってはいけないこと、そしてこの段階でやってはいけないことが起こっただけに衝撃が大きかったです。各選手のツイートを見ても、













選手が水城訓練生の冥福を祈るツイートを発しています。

私も第一報を市村選手のツイートをFacebook経由で見た際、

まさか119期?

と思っていました。それもそのはず、119期は、4月に高橋尚子さんの特番が放送された際、やまと学校での訓練に励む土屋南訓練生にスポットを当てた番組構成になっていましたが、女子訓練生だと思い、まさかと思ったら…

そのまさか。

進級試験で1位になった、水城訓練生だったとは。

正直ショックでしたし、番組内で写っていた水城訓練生の旋回を見ていても、非常に素質の高さを感じていただけに、もしかしたら女子トップクラスになってもおかしくない逸材だと思っていただけに、ショックでこの日は眠れませんでした。

それから事故の詳細が判るにつれて、減速した定にぶつかり、その後投げ出される形での衝突という、非常に心が傷む事故になったのですが、日時が経つにつれて様々がことを感じたので、今日はそれを書いていきたいと思うのですが。

まずは頸椎の保護。
今回の事故の死因は頸椎損傷。正直言って当たりどころが悪すぎた。
だからといって今までレース中の事故で警部の損傷が原因で死亡事故になったケースが出たうえ、他のモーターレースにせよ、頸椎の損傷で競技人生、さらには生命そのものが失われるケースが出ているだけに、なぜこのような事故を繰り返さないための対策が講じられなかったのか、疑問が残る。
F1では主に頸部を保護するHANS(Head and Neck Support)の装着が義務付けられているが、同じモータースポーツでも、頭を保護して首を保護しないのは疑問が残ったりもする。調べたところ、1セット1000ドル。実際選手が使用しているヘルメットが3年使用して白色で37,000円だけに高いかもしれないが、価格や競艇用のカスタマイズはできないことはないはず。1個1000ドルであれば3年間使用したと仮定しても、万が一のことを考えれば高くはないはず。これについての強化策は出ているはずですが、絶対生かさないといけない思う。

次に残された訓練生について。
これを書いている時、ちょうど119期の現地訓練が碧南で行われているが、ちょうど長嶋万記選手が現地訓練の教官として参加されているだけにブログで何らかの言葉が出るかもわかりません。しかも、やまと学校では事故の後も半旗が掲げられたままになっており、坂選手もこれを見て辛くなったことがブログで書かれています。

その坂選手のブログにて。
119期の時はどうだったかわかりませんが、やまと入学後に殉職された選手のレースを何度も見せることで、競艇は常に死と隣り合わせという危険な競技ということを体の芯まで染み込ませる時間があったと言います。
当然、VTR上での事故の画面と、現実に起こってしまった事故の場面とでは、間違いなく後者の方が衝撃は大きいです。起こった時に生じる悲しみも、もちろん後者の方が大きいはず。このような事故を目撃した後、何らかの形で訓練がストップし、結末がこのような最悪のものになってしまった以上、ショックは隠しきれないのは間違いないでしょう。
当然ある程度の心のケアは必要でしょう。しかし、この悲しみを少しでも引きずっている訓練生は、あくまで私見ですが、もし仮に選手になったとしても、どこかで悪影響をを受けて萎縮したレーサーになるのではないでしょうか。現にオートレースの佐藤摩弥選手も、同期の坂井宏朱さんの事故死を乗り越えて先日のG2を制したのですから。その後にオートレーサーになった益春菜選手をはじめ32期の選手が続いたのは、船橋で起こってしまった悲劇を乗り越えたからだと思います。逆に言ってしまえば、これから競艇選手を目指そうとしている志願者は、少しでも今回のやまとでの事故で萎縮してしまっては(あえて厳しいことを言いますが)

レーサーとしては不適格だと思いますし、他の志願者にも失礼です!

119期の訓練生も悲しんでいる暇はないと思うし、少しでも引きずった悲しみが長かった人はすでにやまとを去っているでしょう。逆に119期は120期、121期へ伝えなければならいものができてしまいました。それを後輩にどう伝えるかで安全への意識が高まるはずです。

最後に今回の事故以降。
正直言って植木通彦Diaryの更新が途絶えたままです、GW中は多忙だったかもしれませんが、事故が起こって多少なりとも時間がたったとはいえ、選手養成の最高責任者としての何らかの説明が欲しかった。正直言って5月までにはすべてまでには行かないまでにも何らかの形でコメントを出して欲しかった。

ただでさえ、桐生で顔面に大怪我をした校長が、これはあかんでしょ!と思う。

このまま6月が終わってしまえば、どこかの知事ではないですが、責任逃れとしか思えません。今回こういう事故が起こって以上、何らかのけじめをつけるのは当然のこと。しかも死亡事故ですから尚更の事。そして選手養成プログラムも改める必要もあるのでは。

また、植木校長はブログ内で何度も「高度化」という言葉を使っているが、正直言って、極論。

「高度化したレースについていけるように選手養成プログラムを延長すべき」

というのもあるかもしれません。「高度化」を何度も使っているようでは、近況、やまと卒業後のデビュー半年間の成績が低迷している現状から見ても、1年間では足りませんと言っているのと同じようなもの。それなら選手養成期間を少し延長すべきでは。もちろん1年半と仮定して1年の段階でそれこそ「高度化」に対応できる訓練生は「飛び級」ではないのですが早くデビューさせるのもあるでは。もちろん1年での飛び級デビューができなくても留年ではないのでネガティブに捉えることではないのは当然のことですが。

いろいろと背景を掘り下げると、これまで競艇界で問題になりそうで表に出なかったことが積み重なって今回の事故が起こったとしか言いようがない。当然防げた命や事故もこれまであったはず。当然レース中だけでなく訓練中の事故を0にするためにも、何らかの対策を公表すべき。そしてその後の競艇界が安全に運営されることを祈るばかりです。当然フィードバックは大事ですし、他の競技から学ぶところは多い。

改めて、水城佑理訓練生のご冥福を、お祈りいたします。

2012_oomura_queen

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